チョコレートのテンパリングが成功すると
いろんなチョコレート菓子に挑戦できる。
雪いちご(限りなく六花亭のストロベリーチョコに近いチョコ菓子)
ポッキー&アーモンドポッキー。
型流しチョコ、ボンボンショコラなどなど。
コツを覚えれば、至極簡単です。
【チョコレートのテンパリング】
■テンパリングとは
チョコレートを扱う上でよく耳にする言葉「テンパリング(tempering)」。
これは、文字通り「温度調整」のことです。
チョコレートの主成分である、カカオバターを構成する
何種類かの油脂分の融点が異なるため、
溶かしたチョコレートをそのまま冷したのでは、分子の配列が崩れ、
口融けが悪く、光沢の無いブルーム(白っぽい粉をふいた状態)
という現象を起こしてしまいます。
それを防ぎ、溶かしたチョコを固めて使用する場合、
テンパリングという作業を通して
ココアバターの分子を揃える必要があります。
市販されているチョコレートで、テンパリングの必要の無いものもありますが、
やはりその美味しさには、格段の差があります。
■テンパリングの方法
1、クーベルチュールチョコレートを細かく刻んでボウルに入れる。
この時、注意することは、ボウルや包丁の水気をきれいに取っておくこと。
2.(1)のチョコレートを湯せん(60~70度)で溶かす。
ボウルの中心から外側に木じゃくしでゆっくり混ぜる。
ボウルの淵に付いたチョコレートも中心に混ぜ込むようにする。
(ボウル内のチョコレートの温度を一定にするため)
チョコレートの中に水や湯が入らないように細心の注意を払う。
3.チョコレートは40~50度で完全に溶けるので、
チョコレートの温度はそれ以上高く上げないようにする。
4.チョコレートが溶けたら(チョコレートの温度を40~50度にする)、
水を入れた別のボウルに、チョコレートのボウルの底を当て、
木じゃくし(※1)でゆっくりかき混ぜ、チョコレートの温度を下げていく。
温度計があればいいが、ない時は木じゃくしから伝わる重さ
(サラサラから少しトロっと重たくなる感じ)の
感覚を覚えておく。ドロドロ感が大きいほど温度は低い。
スイートチョコで27~28度、ミルクチョコで25~26度、
ホワイトチョコで24~25度まで冷す。

5.所定の温度まで下がったら、再びボウルを湯せんに2~3秒つけ、
すぐに湯せんからボウルを外し、かき混ぜてチョコレートの温度を2~3度上げる。
ボウル内のチョコレートを素早くよく混ぜて(淵に付いたチョコレートも)、
木じゃくしについた少しのチョコレートを
パラフィン紙(オーブンペーパー)に付け(写真参照!)
急いでいる時は、付けてから、ペーパーを冷蔵庫に1分半入れ、
チョコレートが乾いて、ペーパーから剥がれれば、テンパリングは成功!
※写真のチョコレートは少し付け過ぎたので、もう少し薄く塗りつけた方が
時間が掛からなくて良い。薄ければ室温でも固まる。

↑冷蔵庫から出して、剥がれたところ。
固まらない時は、失敗なので、(2)~(5)の作業を繰り返す。(何度でも出来る)
これでチョコレート菓子の作業に掛かれるが、
チョコレートの温度はすぐに下がり、ドロドロになると作業がしにくくなるので、
そんな時は(5)の作業を繰り返す。
その時、湯せんの温度は60~70度に保っておく。
《テンパリングチョコを利用したチョコレートの例》

■雪いちご
フリーズドライいちご(市販)にテンパリングしたホワイトチョコを
2~3度掛けする。(1回目のチョコ掛けが固まってから2度目に入る)
冷蔵庫で冷やし固める。
フリーズドライいちごは製菓専門店かデパートなどで
入手できると思います。
私は「あわじやさん」で購入しました。ネット販売もされてるようです。

■ナッツロックチョコ
テンパリングしたチョコにプラリネ(※2)を
10%入れて混ぜ合わせたものを、小さなアルミカップに入れ
(カップを持って、2cm位のところから、2、3回軽く落として
チョコレートを平均にならし、空気を抜く←タッピングと言う)
ローストしたナッツ類をトッピング。その後冷蔵庫で冷やし固める。
(あわじやさんのレシピを参考にしました。)

■型に流しただけのチョコ
テンパリングしたチョコを型に流し、
タッピングして、冷蔵庫で固めたもの。
テンパリングが成功すれば、簡単に型から外れる。
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1番上の写真のように、「プリッツ」にチョコや、
チョコ+アーモンドダイスをトッピングして作る「自家製ポッキ―」。
アーモンドをローストしてテンパリングしたチョコレートをコーティングすると
アーモンドチョコになりますね。
その他、アイデアチョコに挑戦してみて下さい。
最後に、
【考えられる失敗の原因】
1.チョコレートを冷す時に、しっかりと冷していない。
(が、冷やしすぎてもダメ。)
2.(5)の作業の時に、温度を上げすぎてしまった。
3.水分がチョコレートの中に入ってしまった。
特に、ボウルの口の裏によく水滴が溜まり、
それが作業中にチョコレートの中に入ったりするので、
湯せんから外した時は、乾いたタオルの上に置き、ボウルの周りの水滴を
拭くようにする。(慣れれば、注意深く作業できるようになる。)
※1 木じゃくしで混ぜる、と書きましたが、慣れれば、ゴムベラでもOK!です。
※2 砂糖をカラメル化し、アーモンド・ヘーゼルナッツを混ぜてすり潰し、ペースト状にしたもの